【センスとは】『自分なりの感性』に重みを置くワケ

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今回の記事では少し気軽にカジュアルに、僕が最近拝読した書籍について僕の見解をアウトプットしがてら、今まで考えてこなかった概念である『センス』についてお話しします。

両親が昔フローリストとしてお店を経営していた時、幼少期からよく仕事現場に遊びに行っていたのですが、そのたびに親父はスタッフの方々に「センスを磨け」とアドバイスしていたのを覚えています。
その時は「センスってそんなポワーっとしたこと、磨くことできるのかなー?」と不思議に思っていたのですが、この書籍や著者との出会いでセンスの大切さに改めて気付くことができ、親父にこの歳になって改めてあの時のアドバイスの意味を聞くこともできました。

センスはアイデンティティの確立に大事な概念なので、今回の記事も気軽にカジュアルグループトーク的感覚で読んでいただけたらなと思います!

仕事ができるとは、センスのある人材であるということ

山口周さんが強調する『アート↔サイエンス論』

まずはその書籍の紹介に入りたいと思います。
その書籍こそ、楠木建氏&山口周氏・著書『仕事ができるとはどういうことか』です。

山口周氏は、以前友人から下記に掲載している動画を紹介してもらって、面白い方だな~と思ってこの書籍を読もうと思いました。

【文化・アートをRethinkせよ】山口周と波頭亮が、日本の未来を見つめ直す。

上記の動画の内容と非常に似ているのですが、山口周氏は無形資産、いわば個人個人のセンスを駆使した表現を重視することを強調しています。

『サイエンス↔アート』『ロジック・スキル↔センス』といったように、これはサイエンスやスキルが悪いということではなく、双方を並行して磨いていかなければアイデンティティは確立できず、いわば仕事ができる貴重なヒューマンキャピタルを築き上げることができないのです。

サイエンスを駆使してアートで表現した『マクドナルド経営回復物語』

面白い具体例や理論がたくさん載っていて、たとえばストーリー仕立てで経営を組成して日本マクドナルドのビジネスを建て直したお話。

この時マクドナルドの経営を任された原田泳幸氏は、まずマクドナルドの味の質の悪さに目をつけ、今まで作り置きしていた商品を全店一斉に“出来立て調法”へと組み替えます。

当然これで「“出来立て”に変えました!」と宣伝したところで信頼を取り戻すのは難しいですし、そもそも作り置きだったことを大々的に認めアピールしていることも〈センスがない〉。

引用元:https://wwman.hatenablog.com/entry/2015/05/02/091447

だからそこで次のストーリーを入れ込み、ここで原田氏は100円マックを始めます
「100円、安い」とお客さんを呼び込み、そこで初めて「あれ、マック美味しくなっていない?」と体験させ気付かせるわけです。

引用元:https://www.appbank.net/2018/03/13/iphone-application/1513149.php

さらにそこでメニューや材料を変えていき、売り上げがビッグマックなどのヘビーな商品のほうが多いことに目を向けた原田氏はバリューランチや夜マックなどをスタートし、積極的にヘビーなメニューに着目することで「所詮、マックはジャンクなものを食べに来るところ」と腑に落とすわけです。

同時にフライドポテトなどに使うオイルも、植物性油から動物性油に切り替えます―そっちのほうが不健康だが、売り上げなどの数字にも出ているように、マクドナルドの消費者はジャンクでヘビーで、なんせ美味しい商品のために足を運んでいるわけですから

この一連の流れで経営を回復させたのですが、この理論に基づいたロジック絶妙なタイミングとストーリーを組み込んだセンスがあまりにも強烈で、僕の中で恐らく生き続ける大好きなビジネスストーリーの一つとなりました。

なるほど、これがセンスか―。

これはもちろん承認欲求に基づきなんとなくの批評などに振り回されてやっているアウトサイド・インな考え方でなく、自分の中からこみ上げてくるものに外部から必要なものだけを取り入れるインサイド・アウト的な思考で、とてもためになる教訓です。

アート思考がビジネスに生きるわけ

統合に左右されない『自分の味』

ここでこの書籍をより深彫りする前に、併せて読むとよりアートとビジネスの関連性を学べるオススメの書籍を紹介します。
その書籍こそが、前回の記事でも紹介した末永幸歩氏・著書『自分だけの答えが見つかる:13歳からのアート思考』です。

僕もこの書籍を初めて書店で目にしたとき、なぜかビジネス書のコーナーに置かれていることに気付き「何でだろう?」と不思議に思っていました。

しかしこの書籍も読めば読むほどなぜビジネスに関連しているかに気付きます―結局、設定されている壁や批評などから自己を乖離させ、自分なりのスタイルを確立し表現することに価値があるということでした。

需要と供給があるからこそ経営というものはそもそも成り立つのですが、その外的ファクターの理解とスキルの使い方を上手く調合させ、『自分の味』を見つけることが大事というのが、サイエンスとアートの両立ということです。

この書籍で至った結論は、絵画などのアートを鑑賞するときに説明文などの情報や批評家などの周囲に左右されたうえで自分の意見を持つのではなく、結局なんだってアートになるんだから自分が何を感じるかに耳をまず傾ければいいじゃないか、ということです。

アートに正解があるわけでもないのだから、自分なりの答えを持つことこそが、本当のアートではないのか。
そしてそのループのように、自分もまた自分なりの表現を繰り返すことでアートになり、自分が意図した表現であってもなくても、自分のアートを通じて受け手が自分なりの答えを導き出せればいいじゃないのか

この価値観の多様性と、尊敬がベースにあることで誕生できる自由度にとても感銘を受けました。
アートから学べるアイデンティティの確立については、こちらの記事をチェックしてみてください▼

まとめ:平和へのキーワードは『センスの多様性』への理解

ということでこの話のまとめに差し掛かりますが、【アートの概念】を理解することはビジネスに役立つだけではなく、【ダイバーシティの概念】を理解しいち個人として悟りを開けることになるので、とても大切な概念と思い今回この理論をシェアしました。

昨年末、ありがたいことに母校である沖縄のインターナショナルスクールに「ブログ読んだんだけど、ぜひ在校生のために講演会をしてほしい」とお招きいただきました。
僕が在学したころは小学校までしかなく中学は地元の学校へ進学したのですが、今は高校のカリキュラムも設けています。
講演会の主なアジェンダは、大学進学を目前とした高校生に向けて、僕自身の大学生活や受験の様子、進学においてのアドバイスなどでした。

僕の母校

そこで僕が何よりも強調したアドバイスが:

多様性っていうのは、単に人種、性別、年齢などデモグラフィックスが多様であるということじゃなくて、その背景にある成り立ちや文化、もっとミクロな視点でいうと、一人ひとりの価値観を否定することなく尊敬しあって共存できる環境をつくるということ。

だから高校を卒業したら、必ずしも大学に行く必要はない

【なりたいカッコいい理想像】というのはそれぞれ違うのだから、それに真摯に向き合って、自分でどうにもならない部分をちゃんとご両親と相談して理想像の実現に向けて準備すればいい。

今回ご縁があって皆とお会いできた身として率直に言うと、一番良くないのは周りの物差しばかりで自分を測ろうとすること、そして流されること

講演会を終え、しばらくして『仕事ができるとはどういうことか』と出会ったのですが、まさに同じことを著者のお二方はおっしゃっていました:

今の日本社会のひとつの問題は、本来は千差万別、好き嫌いの問題を良し悪しの問題に強制翻訳してしまう。
これが不毛なケンカをもたらす。

みんな口では「多様性が大切だ」と言うくせに、自分と違う意見や価値観に直面すると、「どっちが正しいのか」「あいつは間違っていて、自分が正しい」となる。

ジェンダーや国籍といった人口統計的な多様性については大歓迎なのに、肝心の価値観の多様性については心が狭い
社会に多様性が大切だとしたら、「組織に多様性なんか必要ない」という意見があってしかるべきなんですね。
そのほうが社会の多様性は増大するから。

楠木建氏&山口周氏・著書『仕事ができるとはどういうことか』

いやまさにそうですよね…
センスってもう価値観の問題ですし、それを無理矢理序列をつける必要がないですよね…
センスを測ろうとする必要がまずないし、すべてにセンスがある人なんていないから自分のセンスが好まれやすい、いわば自分のセンスという供給とそれに伴う需要がマッチする土俵を見つければいい話ですよね。

だから初めに触れた親父がフローリスト時代の「センスを磨け」の話、今となってはおそらく「お前の味を出せ、もっと表現しろ」ということだったのかなと思います。
親父は一切フローリスト検定などに目を向けず、採用の際にひたすら部活での辛かったことや自分の転機となった“そいつの根性”などのセンスに目を向けていたことを、最近お袋が僕に話してくれました。

このセンス・アートというテーマ、非常に面白いのでこれからも引き続きお話ししていきたいと思います。
そして何より、大学の友人と一緒に音楽をつくる約束をしたり、彫刻の授業を履修したりと、今学期・今年はいろいろ自分なりのアートを創造して発表してみたいと思います!

記事を読んでくださり、にふぇーでーびる!
またやーさい!

大空にも東も西もないように、あなたの心も内側と外側で境界を設けてはいけません。

―“さとり人”代表・お釈迦様より

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