【実は被害者②】非行少年(未成年の犯罪)を突き放している社会

社会問題
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前編では、宮口幸治氏・著書『ケーキの切れない非行少年たち』と村田沙耶香氏・著書『コンビニ人間』を引用しながら、非行少年が実は被害者なのではないかについて少しお話しさせてもらいました▼

今回は“社会”に焦点を当て、実は僕たちは無知が故に彼らをただひたすら加害者扱いしている『真の加害者』なのではないか、についてお話ししたいと思います。

〈誰が良い・悪い〉―そういったお話をしたいのではなく、僕らが知らない事から傷つけてしまうことや“殺してしまっている”犠牲者が存在するのではないか、ということを強調したいと思っています。

前回に引き続き、宮口さんや村田さんの作品から読み取れる非行少年たちの認知能力の欠如、そして今回は新たに薬丸岳氏・作品『友罪』をピックアップし、社会の在り方と認知科学との向き合い方についてお話しします。

マイノリティを理解することには僕らの生きる意義や価値を改めて理解できるきっかけにもなるし、社会貢献にもつながるということをこのブログで訴えてきました。

この記事を通じて、改めてご一緒に“想像力”を働かせながら、苦しんでいる人たちによりフォーカスしてBLMのような『知る運動・発信する運動』を続ければなと思っています。

『友罪』:非行少年たちは被害者、社会は加害者

ここまでの認知能力と非行少年についての考えを応用し、このケースに対する社会の冷たさにレビューしたいと思います。
そこでピックアップしたのが、薬丸岳氏・作品『友罪』です。

※尚、ディスカッションをベースとしたいので多少のネタバレございます。ご了承ください。

『友罪』のあらすじ

ざっくり解説すると、昔殺人の少年罪を犯したA君とメディアの“罪深さ”に呆れた記者が、日雇い生活で同じ職場・社宅で生活しながらそれぞれの『罪』を認識し合い、社会と葛藤する。
そんな作品です。

もっと深いテーマとプロットがあるのですが、今回のテーマは『認知能力』なのでこの辺であらすじは割愛させていただきます。

『友罪』で描写された社会の冷たさ、そして僕が痛感した憤り

僕がこの作品で感じた憤りは、【社会が少年の時に罪を犯した人に対し、認知科学や少年たちの障害に関して無知なのにもかかわらず、彼らを冷たく見放す・からかう】という事です。
それと同時に【環境のせいにしてしまう】ということも客観的に学ぶことができました。

映画のシーンから抜粋してお話しさせていただくと、主人公である元記者が少年Aと日雇いで一緒に生活していることを知り、彼が働いていた雑誌の出版社の同僚や上司が“無理矢理”元記者を利用して少年Aに接近します。
そして現在の少年Aの更生について何も知らないのにもかかわらず、大々的に雑誌の一面に〈今社会に元殺人犯が混ざっている、ヤバい〉といった感じで報道します。
その件で少年Aは自信を失ってしまい、友達だと信じていたこの元記者に裏切られたと人間不信になってしまい、彼はまた社会から離れてしまうことになります。

引用元:https://eigahitottobi.com/article/83081/

僕はこの社会の無知さと冷たさにとても憤りを感じ、「なぜ少年Aは当時認知能力の欠如に対しSOSを出していたはずなのに、それを無視し、罪を犯した後に彼を責めたて、更生後も認めてあげられないのだろう」と疑問を抱きました。
彼らは、ずっと、被害者なのかもしれません。

そしてまた別のシーンでは(別の登場人物なのですが)少年の更生を認めない社会が(言い分も分かりますが)「全部親のせいだ」と家庭や環境のせいと片付けてしまうのも描かれていました。

実社会でも無知が故に、僕たちが少年たちの障害を理解してあげられず、挙句の果てには共にSOSを出していたはずの親や家族までもが一緒に責められる

そしてその親たち自身も「俺が悪いんだ」「俺の子供は一生更生していない罪人なんだ」と錯覚を起こし、教育や認知能力の向上に手を回せられなくしてしまっているのにも気づきました。

U-Nextなどの動画配信サービスでも『友罪』ご覧になれるので、もし映画をご覧になりたくて動画配信サービスをご利用されたい方のために、下記にリンク添付しておきます▼

まとめ:マイノリティについて知り、“自分なりに”手助けできる方法を探す

BLM運動的『知性を広げ続ける連動性と協調性』

ここで僕が強調したいのは、一見加害者に見えるマイノリティも実は被害者であるかもしれないということ。
そして手助けできる方法はないかということ。

この件で言うと、僕は宮口氏が主張されていた【コグトレ】のような認知能力の向上トレーニングを義務化させることではないかと思います。

コグトレとは | JACOGT(一般社団法人日本COG-TR学会)
コグトレのコンセプトコグトレ®(Cog-Tr)は、認知 ○○ トレーニング(Cognitive ○○ Training)の略称で、3つのトレーニングで構成されています。

そしてその前にもう一つ大事な運動、それは知る、そしてもっと知ってもらう為に発信する
この小さな連動ではないかと考えています。

認知科学そのものを修正させるためのアクションではありませんが、関連しているということでご紹介したいのが、以前NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送されていた少年育成指導官・堀井智帆氏の回です。
非行少年の事を理解しようとし、彼ら一人一人の背景をリスペクトして寄り添うことで成長を実感しているその姿勢にとても感動し、社会全体が堀井さんのような心構えと知性を持つことに意義があるのではないかと感じさせられました▼

「非行の根っこに寄り添う〜少年育成指導官・堀井智帆〜」 - プロフェッショナル 仕事の流儀 - NHK
暴走行為や窃盗、家出、薬物乱用、援助交際…。思春期の少年少女が起こすさまざまな問題行動。彼らを逮捕するのではなく、立ち直りを支援する「警察職員」がいることはほとんど知られていない。大人を拒絶する少年少女たちの心を開き、更生へと導く知られざる「少年育成指導官」の仕事に密着。なぜ子どもたちは非行に走り、どうすれば立ち直らせ...

「できない」で終わらせない、間接的な手助けもある!~寄付編~

また単に「僕には知識やコネクションがないから」で終わらすのではなく、いくらでもサポートできる手段があること自体を認識することも大事です。

【寄付をしてみよう①】大切なお金の使い方
【寄付をしてみよう②】寄付をする達成感や幸福感は非難されるものか?

僕はこの動画を観て、寄付の大切さとある種の【義務】について考えさせられましたし、僕自身寄付を定期的にしています。

今回の認知科学の背景を知ったうえで、国民の認知能力を向上させる為に取り組んでいる団体や非行少年の立ち直りを手助けしている団体を自分で探し自分で支援するのも、一つの手助けの手段ではないかと思っております。

そして僕も、支援します。

僕自身も全然認知能力やコグトレに詳しくないですが、これからどんどん知ろうと思いますし、この記事を通じて何かの縁で皆さんと行動できるきっかけになればなと考えております。

記事を読んでくださり、にふぇーでーびる!
またやーさい!

大空にも東も西もないように、あなたの心も内側と外側で境界を設けてはいけません。

―“さとり人”代表・お釈迦様より

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